おやつ

仕事の時のティータイムのおやつの定番を。といろいろ試してみた結果、現在は個人的にビスコの発酵バターがお気に入り。
コーヒー、紅茶とどちらにも相性が良くて値段と量のバランスが程よい感じです。
寒い時期は暖かい飲物と甘いものを欲します。
紅茶にぴったり合う最近のお気に入りは、弘前市のパン屋さん、マタニのココムラング。
口どけの相性が抜群!
そんなこんなを仲間で笑いながらおやつを頂くことが何よりのティータイム。
今冬、こぼれたコーヒーが猫の足跡みたいになって、みんなで大騒ぎ。

 

朴の木の譜面台

ホオノキハは刀の鞘や包丁の柄、下駄の材料として使われてきた。
現在は漆の木地や引き出しの裏側など、あまり表舞台には出てこない。
色や表情はとても深みがあり、そこそこ硬く、狂いが少ない。
日本を代表する樹木の一つである。
それ故にこの良材を活かしたいと思っていた。

譜面台は製管師からの依頼です。
畳で使える日本的なデザイン、持ち運びに便利なノックダウン、譜面をのせる台の伸縮など、難度の高い要望で完成までに約2年かかりました。
一次の試作は形や角度、二次の試作はノックダウンと台の伸縮などの研究、その後一年ほど使ってみて弱い部分と強度を検証。
ようやく本番のプロダクトです。
素材への想いと持てる木工の技術と感性をふんだんに使った小さな逸品です。
Facebook(わにもっこ/Wanimokkoで検索)の動画と合わせてご覧ください。

 

面の旅

昨年は1〜2カ月に1回のペースで遠出した。
納品、見舞い、打ち合わせ、旅行など。
近年稀に見るハイペースである。
飛んでいく出費も半端ないのだが得るものも又多い。
さて東北新幹線の中に置いてある無料雑誌トランヴェールに沢木耕太郎の旅の燕というエッセイがある。
先月12月は点と線と面という素晴らしいエッセイだった。

上手く説明出来ず申し訳ないのだが、人がその場所に通うことは点から点が線になり無数の線が交錯してやがては面になり、面として知る土地ができていくといった内容だった。
つまりその場所その人に会いに行く通うことはその周辺をもっと知りたく寄り道をして、その土地の空気を味わうことで面になっていくと自分なりに解釈している。
そういった点ではまだ自分の田舎でさえ面にできてないのだが、これからは出来る限り自分の旅を面のある旅にしていきたい。

浅草の大工道具店

出張の際、たまに寄る浅草の大工道具店がある。
仙台箪笥の名工が私の鉋類を見かねて紹介してくれた。
それから20年は経つ。
店主は媚を売らない愛想無しの江戸っ子気質に加え、置いてある道具たちは一流ときたもんだから、道具を覗く若輩者は毎回緊張を強いられる。
その店の近辺はスカイツリーがいつしか存在し、最近アサヒビール本社のスタルクの通称う〇こオブジェは金ぴかになったんだとか。
変わりゆく時代の変わってほしくない大工道具店。
冬至の静かな山村の夜に、親友から頂いたモーツァルトを聴きながら、新調した平鉋を眺める至福。

道具考 マキタルーター

木工屋として家具や木のモノを製作するには、手道具、電動工具、木工機械を使いこなすことが大前提になる。
順番も手道具で仕込みや刃物研ぎを覚え、電動工具で刃の回転方向やセットの仕方を習得し、木工機械では精度と加工をきちんと理解しようやく基礎ができる。
便利さもこの順序で、上手く自分の手のように使いこなせていっぱしの職人である。
電動工具は何社か大きなメーカーがあるが、私の知る木工屋はマキタ派が多い。
うちもマキタ派。
インパクトドライバーやサンダー類、草刈り機、掃除機までマキタ。
マキタ愛が止まりません。
その電動工具の中でも頂点にあるのがルーターで、先に述べた電動工具と木工機械の要素を併せ持つ優れものです。
ルーターを使いこなせればかなりの家具や木のモノを製作できる。
うちのマキタのルーターは三代目。
旧式のルーターに比べ、使い易くこれ以上ないくらい進歩した。
道具はとにかく使ってみないとその真価は問えない。
マキタのルーター、サイコー。

10年前

過去に自分たちが作ったものを取り出して度々眺めます。
その時にサイズ感や佇まいがやっぱりいいなぁと思えば本物です。
これはフィスカースの家具職人のカリビィルタネンさんからの教えです。
この蕎麦猪口と薬味入れのセットは10年前のもの。
コーヒーカップにも使える優れもの。
栃の木に拭き漆と紗の仕上げ。

木工家 マイケル ハーウィッツ

1997年、アーティストインレジデンスでわにもっこにやってきたマイケル ハーウィッツさん。
20年の節目にあたる今年3月、フィラデルフィアのマイケルさんの工房を訪ねた。
作品のデザインセンスや高い技術力はもちろんのこと、仕事のマネージメント力、木工家としての矜持は変わらず、アメリカと日本の生活文化、家具に対しての作り手の考え方は違えど、正直自分との差を肌で感じました。
1997年はホテルのロビーのベンチ。
2009年にはマリナラインシリーズとマイケルさんデザインの家具は何度か手掛けさせて頂いた。
その度にいつも細やかなセンスに感心してきた。
現在、マイケルさんは60歳。
仕事場は広く新しく、仕事への追求はとどまることを知らない。趣味はサルサ。
水のように柔らかくそして自由に流れる。
自分もこうありたいと思う。