下地を持っているか


新しいことをしようとするときそれに対する惜しみない時間や学習、金銭的な投資をするかどうかで完成度が違ってくる。
この工程を自分の中では下地と呼んでいる。
例えば販路拡大や市場開拓はそれに伴う設備投資や生産性、販売価格における粗利など作り手側の整理とそれを見込める程のマーケットや需要があるかどうかの買い手側の問題がある。
買い手側は常に変化していくのでそれに敏感でなくてはならずこれも厄介だ。
また自力で売る事が出来なければ売り手を探さなければいけず、市場開拓といえどこういうことに常日頃から仕事の中で慣れなくてはいけないのだ。
そんなことよりつべこべ言わずやってみようということもあるのだが、ほとんどが挫折して途中になっているのが現状である。
モノを売るだけでもこんなに大変なのである。
結局下地づくりは気持ちが入った下地でなくては厚さや層や広がりに繋がっていかない。
加えて何ヶ月何年になるか結局芽が出ずに終わるか、それはわからないけど良い下地を持ってるかどうかで当然それから先のやる事全てに影響してくる。

才能

イタリア料理の笹森さん、芸人シソンヌのじろうさん、九谷焼の上出さん、分野は違えどほとばしる才能で仕事をさばく彼らを見ると妙に新鮮で、幼い頃に持っていた憧憬のような感覚を覚えます。
同時に、自分のモノづくりとしての立ち位置を教えられている気もします。
彼らとの出会いに、まずは感謝。

 

おったってまる

自分の実力以上のことを発揮しなければならない場合、普段使わない頭をフル回転して考える。
当然慣れないことをしてるものだから、考えるだけでとてつもないエネルギーが必要となり、それだけで身も心もおったってまる。

向き合う。そして立ち向かう。

どちらかといえば文系の私が場所と仕事柄、体力がないとなかなか難しい生活に身をおいている。
ので、日々の小さな事柄でもエイコラと立ち向かう感じになる。
加え年相応に向き合わざるを得ない事も増えた。
そんな自分に対し軽くステップを踏みながら難なく生活をしている友人や隣人を見ると羨ましくなる。
仕方ないか、自分は不器用な人間なもので。

YES,WE CAMP

この数年は自分のしたい小さな目標を毎年決めて、それに向かい仕事のハードルを高めにして乗り越えるようにしている。
今年は北海道の星降る夜を眺めながらソロキャンプしようと決めている。
そのための仕事だと自分に言い聞かせると不思議なことにどんな仕事もスムーズにいきます。

おやつ

仕事の時のティータイムのおやつの定番を。といろいろ試してみた結果、現在は個人的にビスコの発酵バターがお気に入り。
コーヒー、紅茶とどちらにも相性が良くて値段と量のバランスが程よい感じです。
寒い時期は暖かい飲物と甘いものを欲します。
紅茶にぴったり合う最近のお気に入りは、弘前市のパン屋さん、マタニのココムラング。
口どけの相性が抜群!
そんなこんなを仲間で笑いながらおやつを頂くことが何よりのティータイム。
今冬、こぼれたコーヒーが猫の足跡みたいになって、みんなで大騒ぎ。

 

朴の木の譜面台

ホオノキハは刀の鞘や包丁の柄、下駄の材料として使われてきた。
現在は漆の木地や引き出しの裏側など、あまり表舞台には出てこない。
色や表情はとても深みがあり、そこそこ硬く、狂いが少ない。
日本を代表する樹木の一つである。
それ故にこの良材を活かしたいと思っていた。

譜面台は製管師からの依頼です。
畳で使える日本的なデザイン、持ち運びに便利なノックダウン、譜面をのせる台の伸縮など、難度の高い要望で完成までに約2年かかりました。
一次の試作は形や角度、二次の試作はノックダウンと台の伸縮などの研究、その後一年ほど使ってみて弱い部分と強度を検証。
ようやく本番のプロダクトです。
素材への想いと持てる木工の技術と感性をふんだんに使った小さな逸品です。
Facebook(わにもっこ/Wanimokkoで検索)の動画と合わせてご覧ください。

 

面の旅

昨年は1〜2カ月に1回のペースで遠出した。
納品、見舞い、打ち合わせ、旅行など。
近年稀に見るハイペースである。
飛んでいく出費も半端ないのだが得るものも又多い。
さて東北新幹線の中に置いてある無料雑誌トランヴェールに沢木耕太郎の旅の燕というエッセイがある。
先月12月は点と線と面という素晴らしいエッセイだった。

上手く説明出来ず申し訳ないのだが、人がその場所に通うことは点から点が線になり無数の線が交錯してやがては面になり、面として知る土地ができていくといった内容だった。
つまりその場所その人に会いに行く通うことはその周辺をもっと知りたく寄り道をして、その土地の空気を味わうことで面になっていくと自分なりに解釈している。
そういった点ではまだ自分の田舎でさえ面にできてないのだが、これからは出来る限り自分の旅を面のある旅にしていきたい。